世界中で毎日発信されてPLM関連のニュースを時間軸を通して“診る”と時代の流れを読み取れる。これは米国CIMdata社が講読ベースで90年代初頭から契約ベースで毎日配信しているThe CIMdata PLM Communityの“PLM Late-Braking News”の2000年以降、約2万件を大きく超えるプレスリリース(すべてオリジナルソース)から抽出したものである。
ここでは2つの領域を取り上げてみる:
- プロジェクト/プログラム/ポートフォリオ・マネージメント
- プロジェクト/プログラム・マネージメントについては、PDM当初から多くソリューションの中に取り入れて来た。大きな変化は無いと診る。
一方、ポートフォリオ・マネージメントについては、昨今のビジネスモデル(グローバル化や個別仕様/マスカスタマイゼーション/TTMの短縮など)で設計現場だけではなく、ビジネス成功の正否を迅速に掴み&判断するため経営レベルから現場まで適切な情報を必要するようになっている。PLMの業界でも本データから見てその関心の高さが診える。目下並びに今後の重要キーワードであり、従来の局所的(あるいは個人的情報)な見地から幅広いデータ・情報を使い、デシジョンを進めるために不可欠なアプリケーションである。
日本企業に於けるプロジェクト/プログラム・マネージメントについては、未だスプレッドシート利用のお絵描き手法的なものが多く見受けられる。この伝統もベストプラクティスが内包されたアプリケーション/ソリューションを有効活用すべきだろう。そのためにはパッケージの中に現場で使いたいと思う、また使わなければ損と言うエッセンスが必要である。ポートフォリオ・マネージメントについては、様々な意思決定に際して、所謂「感」とかから脱皮し、科学的&経済的根拠を裏付けに確かなる判断が必要である。さもないと特にスピード感のあるグローバル・ビジネスでは競争力に於いて遅れをとるであろう。
- SOA(Service Oriented Architecture - サービス指向アーキテクチャ)
- PLMの領域でも不可欠な要素であり、それは本データを見れば明らかである。IT実装のSOA化は、製造業の設計部門から生産系のシステムに至るまで潮流である。(参考資料:Service-Oriented Architecture for PLM、ご参考サイト:SOA Consortium (SOA))
(註)本データは2007年11月末をベースにしたものである。