2019.3.5:SAP(R) Leonardo IoTがインテリジェントエンタープライズ実現を促進


(本リリースは、2月25日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE: SAP)はインダストリアルIoTやインダストリー4.0の実現に向けたデジタル変革を推進する包括的なテクノロジーであるSAP(R) Leonardo Internet of Things(IoT)を発表しました。

同時にSAP Leonardo IoTとMicrosoft Azure IoT Hubとの連携について発表しました。これにより、クラウド間の相互運用性を実現するとともに、新たな接続性とデバイス管理の選択肢を提供します。SAPはパートナーがお客様に提供できる価値を重視し、IoTのための強固なパートナーエコシステムを構築していくことをコミットします。この発表は、スペインのバルセロナで2月25日から28日にかけて開催されたMWCで行われました。

SAPは、IoTデータとビジネスプロセスをともに提供できる他に類をみない企業としての立場を確立しています。SAP Leonardo IoTは、生産性の向上、顧客エクスペリエンスの刷新、そして売上の拡大を実現するソリューションです。SAP Leonardo IoTを利用することで、基幹ライン業務(LoB、Line of Business)ソリューションへのIoTの組み込み、IoTテクノロジーによるビジネスアプリケーションの強化、そしてIoTソリューションが生成する新たなデータをベースとした今までにないビジネスモデルの創造が可能になります。

SAPのIoT担当シニアバイスプレジデント兼グローバル責任者のエルビラ・ヴァリス(Elvira Wallis)は次のように述べています。「SAPは、IoTデータをビジネスプロセスに組み込み、価値あるインサイトを提供することでお客様の業績の大幅な向上を支援します。今回のSAP Leonardo IoTの発表により、SAPはIoT、特にインダストリアルIoTへの取り組みへのコミットの表明を強化しました。業界とアプリケーションに関するSAPの深く幅広い貴重な専門知識とIoTとが結び付けられることで、ビジネス価値と競争優位性をさらに高めることができます」

SAP Leonardo IoTを利用することで、マシンや、製品、サプライチェーン、消費者、パートナーなどから得られるデータドリブンのインテリジェンスとコンテキストを活用でき、ビジネスプロセスのイノベーションと強化が可能になります。SAP Leonardo IoTは、イノベーションへの道筋として、お客様のビジネスニーズに基づき次の3つを提供します。

  • IoTデータをビジネスプロセスデータと組み合わせることで、IoTが組み込まれたビジネスアプリケーションを実現し、その利用を促進します。これによりビジネスアプリケーションによる迅速なイノベーションを可能にします。ビジネスアプリケーションには、SAP S/4HANA(R)、SAP(R) C/4HANAスイート、SAP(R) SuccessFactors(R)ソリューション、SAP(R) Ariba(R)ソリューション、SAP(R) Digital Supply Chainポートフォリオなどが含まれます。
  • 既存のSAP IoTアプリケーションを拡張し、ビジネスの価値をより一層高めることが可能になります。
  • SAP Leonardo IoTを活用した新しいインテリジェントIoTソリューションを構築することで、他社と差別化された独自の提案を可能にします。

ドイツのエネルギー技術プロバイダー、Kaiserwetter社のCEO、ハンノ・ショックリッチ(Hanno Schoklitsch)氏は次のように述べています。「当社のDaaS(data-as-a-service)プラットフォームであるAristotelesでは、SAP Leonardo IoTを活用したことで、お客様の資産である再生可能エネルギーやその他のインフラポートフォリオの技術的、財務的パフォーマンスを最大限に高めることが可能になりました。お客様の投資リスクを最小限に抑え、透明性を高めることで、持続可能性への投資を促進するとともに地球の気候変動防止に大きく寄与しています」

SAP Leonardo IoTとMicrosoft Azure IoT Hubの相互運用性

今回の新たな提携により、IoTテレメトリデータへの接続およびデバイス管理レイヤーにMicrosoft Azure IoT Hubを使用したSAP Leonardo IoTへのシームレスな連携を計画しています。

さらに、SAP Leonardo IoT Edgeでは、Microsoft Azure IoT Edgeランタイム上でも、ローカルでビジネスプロセスを実行できるオプションを提供できるようサポートの拡張を計画しています。SAP Leonardo IoT Edgeをベースとした必須業務機能(EBF、Essential Business Function)モジュールを、Microsoft Azure IoT Edge上のコンテナ内で稼働可能にすることで、レイテンシー、帯域幅、コネクティビティの依存性を低減することができます。

SAPは、企業が顧客の期待を上回り、競争力を維持できるようSAPのパートナーエコシステムと協業していくことをコミットしています。将来的には同様の相互運用性を他のパートナーとも提供していく予定です。今回発表したパートナーシップに関する詳細は、Microsoft社のブログをご覧ください。

以上

SAPについて

SAPは「cloud company powered by SAP HANA」としてエンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを使用しており、SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、企業のビジネスを「インテリジェントエンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、42万5000の企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。
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