2019.4.8:SAPジャパン、SAP(R) Analytics Cloudに、新しい拡張アナリティクス機能の追加およびエンタープライズ・プランニング機能を強化


SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福田 譲、以下 SAPジャパン)は、機械学習エンジンを活用する拡張アナリティクス、ビジネスインテリジェンス、企業レベルの計画策定ワークフロー、データ統合機能を強化したSAP(R) Analytics Cloudソリューションを発表しました。

SAP Analytics Cloudは直感的な操作でパワフルで高度な分析が行える、ビジネスユーザー向けに設計されたアナリティクスプラットフォームで、単一のソリューションの枠組みの中でイノベーションを続けることを目指しています。ユーザーにデータ準備から分析、共有までエンドツーエンドで行える環境を提供し、インテリジェント化されたプロセスによって確たる根拠のあるデータ主導型の意思決定と、より優れたビジネス成果を生み出すことを可能にします。

新しい拡張アナリティクス機能の追加

すでに実装済みの拡張アナリティクス機能をベースとして、ユーザーは機械学習や人工知能(AI)による新しい機能を、既存の分析業務やプロセス、計画業務のワークフローに追加することができます。新しい「インサイト検索」機能では、ユーザーが自然言語で問い掛けるだけで、簡単にデータの分析が可能になりました。事前にグラフやチャート化は必要なく、必要な項目の含まれるデータモデルの準備さえしておけば、「地域別の売上高」「期別かつ事業別の営業利益率」と問い掛けを行うだけで、SAP Anlayitcs Cloudが自動的に適切なチャート表現を生成し、返答してくれます。SAP S/4HANA(R)やSAP(R) BW/4HANAにライブ接続の設定を行えば、データソース側のコンテキスト情報をそのまま使って分析ができるので、データモデルの準備さえも不要になります。社内のビジネスアナリストはもう1つの新機能である「Smart Predict」を使うことで、将来の成果を予測することができます。これは従来の時系列予測の使い方だけでなく、分類や回帰といったアルゴリズムのモデルを教師データから学習させ、製品故障の予測や、顧客マーケティングにおけるキャンペーン反応率の予測などの高度な予測分析を、数ステップの操作だけで容易に行うことができます。

例えばドイツに本拠地を置くサッカークラブチーム、FCニュルンベルクといったお客様が、こうした機能によって行動や判断の俊敏性を高め、変革を推進しています。

FCニュルンベルクの財務部長マリオ・ハム(Mario Hamm)氏は次のように述べています。「データ主導型であることは、サッカークラブにとって特に重要です。私たちはSAP Analytics Cloudを使って、選手を評価する方法を変革しました。拡張アナリティクス機能を活用することで、何が選手の成績に実際に影響を及ぼしているのか、それを改善するために何ができるのかが分かるようになりました」

エンタープライズプランニング機能の強化

エンタープライズプランニングは、企業全体の将来計画における唯一の正しい情報源をユーザー間に展開し、ビジネスにおける成果を高める機能です。SAP Analytics Cloudを利用すれば、分析、計画、予測のすべてを1つの場所で行って、計画サイクルの迅速化やインテリジェントな意思決定を行えるようになります。SAP(R) Business Planning and Consolidationへのライブ接続が可能になったことで、既存資産を活用して、複雑な計画プロセスにクラウド側の新しい機能や技術を追加したり、双方のメリットを組み合せた計画プロセスの設計が行えます。SAP Analytics Cloudでは従来のブラウザ上の表形式のユーザーインターフェースだけでなく、Microsoft Excelからビジネスプランの登録やレポートの参照ができるようになりました。企業はこれらの機能を利用して、財務部門内だけでなく、社内全体に計画プロセスを拡張して、様々な計画値の整合性が取られた、ビジネスにとって最善のエンドツーエンドの計画を立てることができます。

接続データソースやプラットフォーム機能の拡張

100を超える新しいデータソースが追加され、ユーザーがさらに多くのデータに簡単に接続できるようになり、データソースの総数は250を超えています。また拡張されたライブ接続では、さらに多くのメリットを引き出せます。SAP(R) BusinessObjects(TM)、SAP HANA(R)(オンプレミスおよびクラウド)、SAP(R) Business Warehouseアプリケーション、SAP S/4HANA、SAP S/4HANA Cloudなどの信頼できるビジネスソースにライブアクセスすれば、データをクラウドに移動することなく、そのままアクセスすることができます。

SAP Analytics Cloudは2月にリリースされたSAP BW/4HANA 2.0とも統合されており、分析およびデータウェアハウス機能がエンドツーエンドで提供されます。SAP Analytics Cloudで展開されるSAP Analytics Hubソリューションは、企業内のすべての分析コンテンツのために一元化されたアクセスポイントを提供します。コンテンツの形式がSAPかSAP以外か、データがオンプレミスやクラウドのどこに存在しているかは問わず、社内全体に分散している分析データやコンテンツの利用を簡素化し、ユーザーがデータ主導型の意思決定やビジネスへのデータ活用を推進するのに役立ちます。

現在、SAP Analytics Cloudはご利用のお客様が2,400社を超えており、30日間の無料体験版も用意されています。詳しくは、SAP Analytics Cloudをご覧ください。

以上

SAPジャパンについて

SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPは「cloud company powered by SAP HANA」としてエンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを使用しており、SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、企業のビジネスを「インテリジェントエンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、42万5000の企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan

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