2019.5.8:超軽量 XVL の VR 対応を実現「 XVL VR 」をリリース  (ラティス・テクノロジー)


実機完成前に作業性を検証、大容量データのデジタル VR 検証ソリューション


ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、大容量 3D データを実寸大で、軽快に作業性の検証を行える 「 XVL Studio VR オプション 」(以下、XVL VR)を、2019年5月8日(水)に発売します。

昨今、製造業では 3D 設計が進み、超軽量 3D の XVL を用いて、組立の単位や順序といった組立性を実機完成前に検証することで、フロントローディングを実現しています。しかし、モニターやスクリーンでの平面上の検証では、作業時の目線・姿勢といった作業性の確認はできず、実機での確認が必要でした。また、従来のVRシステムは、大規模なデータを表示できないという制約があり、3D モデルを簡略化するための工数が膨大で、製造現場での活用が定着しないといった課題がありました。今回ラティスは、大容量の 3D データをそのまま VR で表示し、作業性の確認を行うことのできる 「 XVL VR 」 をリリースします。

20190508 Lattice

XVL VR では、VR 用のデータ準備や加工を行う必要がなく、XVL の製品モデルをそのまま利用し、実機でしか行うことのできなかった視認性、作業空間をデジタルで検証できます。

またヘッドマウントディスプレイを装着し、実寸大の製品モデルの中で作業姿勢を取ることで、姿勢判断の即断即決に寄与し、作業性検討を設計段階に前倒しすることが可能になります。

XVL VR は、製造業でのワークフローに即した機能を提供しています。計測、断面表示、発見した問題個所のビューをスナップショットとして登録、問題点を関係部門間で共有することで対策を検討することができます。また、あらかじめモニター上で、XVL Studio で見つけた検証箇所をスナップショットとして登録し、そこだけを素早く VR で表示するなど効率的な VR 検証を実現します。

今後もハンドトラッキングや点群の表示をはじめとして、製造業で使える VR 目指して拡張を進めていく計画です。

XVL VR は、5月31日(金)東京、7月19日(金)名古屋で開催する 「 XVL 3次元ものづくり支援セミナー2019 」(主催:ラティス・テクノロジー)
https://www.lattice.co.jp/events/2019/0531-seminar2019tokyoに展示いたします。

製品情報

  • 製品名称:XVL Studio VR オプション (製品通称:XVL VR)
  • 製品 URL:https://www.lattice.co.jp/products/lineup/xvl-studio/xvl-vr/
  • 提供方法:XVL Studio Standard または Pro のオプション*
  • 価格(税別):1ライセンス ¥2,500,000
  • 年間保守 ¥500,000(年間保守は初年度より発生)
  • 発売日:2019年5月8日(水)
  • 対応 VR 機器:VIVE、VIVE Pro*
  • 動作環境:VIVE READY PC で動作*

*XVL Studio Hybrid には 2019 年秋対応予定 
*対応機器と VIVE READY PC はお客様ご自身で用意いただく必要があります。 
*VIVE READY PC の詳細は https://www.vive.com/jp/ready/ をご確認ください。 
*グラフィックスカードは XVL 製品が対応しているものをご利用ください。詳細は、XVL 製品の販売元までお問合せください。

商号 : ラティス・テクノロジー株式会社

  • 本社 : 〒112-0004 東京都⽂京区後楽2-3-21 住友不動産飯⽥橋ビル10 階
  • 代表 : 代表取締役社⻑ ⿃⾕ 浩志
  • 設⽴ : 1997 年10 ⽉
  • 資本⾦ : 7 億円
  • 事業内容: 超軽量3D フォーマットXVL 関連ソフトウェアの開発・販売
  • コンサルティングなど、3D データ活⽤のソリューションサービス提供
  • URL : https://www.lattice.co.jp/

⽤語説明

「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業指示書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、組立検証、製造指示書作成、サービスドキュメント作成、メカトロ検証、生産設備検証などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

その他

「XVL」はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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