2020.1.20:ラティス、現物と仮想の融合モデルで VR 検証を可能にする、XVL Studio シリーズ最新バージョンリリース


ラティス・テクノロジー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、点群を含む大容量 3D モデルの VR 検証を可能にした XVL Studio VR オプション (以下、XVL VR) の最新バージョン 「Ver. 18.0b」(以下、新バージョン)を、2020年1月17日(金)にリリースしました。

XVL VR では、大容量 3D モデルを VR 表示することで実機レスの仮想検証ソリューションを提供してきました。一方、工場などの現場での利用にあたっては、現物をそのまま VR 空間に置き、仮想モデルとともに検証したいといったニーズがありました。

ラティスでは、既存の設備や工場を 3D スキャナで計測した点群データと新たに設計した 3D モデルを融合し、デザインレビューや設置・施工手順の検証を行う製品として XVL Studio Hybrid を既に投入しています。今回、XVL Studio Hybrid と 新バージョンの XVL VR を組み合わせることで、従来は実機がなければ困難であった各種の検証を仮想空間内で実施できるようになりました。


例えば工場に新しい設備を搬入する際の事前検証においては、搬入される設備が作業者からどのように見えるか、作業者が作業を行うためのスペースが確保されているかといった点についての検証が不可欠です。この検証が不十分だと実際の搬入時にトラブルが発生し、緊急対応によるコスト増加、工場の一時停止にもつながりかねません。

実際に搬入を行う作業者が XVL VR を利用し、実際の現場ではどのように見えるか、作業スペースに十分な余裕があるか等を自らが見て、動き、体験することでディスプレイ上での検証では気付きにくかった課題を検出することができます。

また、新バージョンの XVL VR では、3D モデル移動中の干渉を検出できるようになりました。この機能を利用することで、工具や設備を表す 3D モデルを他の部品に干渉させることなく動かすことができるかを検証できるようになります。干渉位置はスナップショットとして保存することができるため、関係者間で課題を共有し迅速に対策を検討することができます。

XVL Studio VR オプションは1ライセンス 250万円*、点群検証を可能にする XVL Studio Hybrid は1ライセンス 250万円*です。XVL Studio シリーズで、年間約7億円の出荷を計画しています。*税別

ラティスは一気通貫した 3D データ活用で、製造業のデジタルトランスフォーメーションに貢献していく考えです。

【製品情報】

  • 製品正式名: XVL Studio VR オプション (製品通称:XVL VR)
  • 製品URL: https://www.lattice.co.jp/products/lineup/xvl-studio/xvl-vr/
  • 提供方法: XVL Studio Standard、Pro、Hybrid** のオプション
  • 価格(税別): 1ライセンス 250万円 / 年間保守 50万円(年間保守は初年度より発生)
  • リリース日: 2020年1月17日(金)
  • 対応VR機器: VIVE、VIVE Pro***
  • 動作環境: VIVE READY PCで動作***
    ** XVL Studio Hybrid 詳細は https://www.lattice.co.jp/products/lineup/xvl-studio/hybrid/ をご覧ください。3D モデルと点群の動的干渉チェックは XVL Studio Hybrid のみ対応しています。Standard、Pro は点群表示のみ対応しています。XVL Studio の他グレードから Hybrid へグレードアップ対応しております。詳細はXVL 製品の販売代理店または、ラティス・テクノロジーまでお問い合せください。
    *** 対応機器とVIVE READY PC はお客様ご自身で用意いただく必要があります。VIVE READY PCの詳細は https://www.vive.com/jp/ready/ をご確認ください。グラフィックスカードは XVL 製品が対応しているものをご利用ください。詳細はXVL 製品の販売代理店または、ラティス・テクノロジーまでお問い合せください。

会社情報 : ラティス・テクノロジー株式会社

  • 本社 : 〒112-0004 東京都⽂京区後楽2-3-21 住友不動産飯⽥橋ビル10 階
  • 代表 : 代表取締役社⻑ ⿃⾕ 浩志
  • 設⽴ : 1997 年10 ⽉
  • 資本⾦ : 7 億円
  • 事業内容: 超軽量3D フォーマットXVL 関連ソフトウェアの開発・販売
    コンサルティングなど、3D データ活⽤のソリューションサービス提供
  • URL : https://www.lattice.co.jp/

⽤語説明

「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業指示書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、組立検証、製造指示書作成、サービスドキュメント作成、メカトロ検証、生産設備検証などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

その他

XVL」はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。
その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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