2020.1.17:SAP(R) Ariba(R)、社会起業家Givewithプラットフォームを統合し、企業間取引を通じた社会貢献を促進


(本リリースは、11月18日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

企業の社会的責任(CSR)および持続可能な目標達成を支援するため、SAP(R) Ariba(R)はテクノロジーで社会的課題解決を促進するGivewithと提携しました。この提携により、Ariba(R) Networkに加入している企業はSAP(R) App Centerアプリケーション機能を利用して、調達購買活動を通じて非営利団体に直接寄付できるようになりました。

IDC エンタープライズ・アプリケーション・デジタルコマース・プログラムのバイス・プレジデント、ミッキー・ノースリザ氏は、次のように述べています。「Givewithとの提携を非常に前向きにとらえています。このネットワークを通じて、バイヤーとサプライヤーが社会的影響力を発揮できるようにすることは、世界中の企業の社会的責任と持続可能性を高めることにつながります」

GivewithとSAP Aribaの統合により、世界最大の企業間(B2B)ネットワークであるAriba Network上でバイヤーとサプライヤーが協力して非営利団体に寄付できるユニークな環境を提供できるようになりました。Ariba Network年間取引規模(約300兆円)を鑑みると、非営利団体への寄付規模は数千億円の可能性を秘めています。寄付者であるバイヤー、サプライヤー側にもブランド評価、消費者心理や投資家の信頼性が向上し、従業員定着率へも好影響をもたらし、ビジネス価値が高まるメリットがあります。

Givewith創設者兼CEOポール・ポリゾットは、次のように述べています。

「Ariba Networkにおける取引総額約300兆円のわずか8%でも、非営利団体に寄付すると2400億円以上の資金を生み出すことになります。社会的、経済的、環境的に逼迫する課題への取組みに際し、SAP Aribaは強力なパートナーと考えています。調達購買が企業枠を超えて社会的CSRの役割を担う存在へと一緒に高めていけたら幸いです」

SAP AribaおよびSAP(R) Fieldglass(R)ビジネスネットワーク&エコシステムのシニア・バイス・プレジデント、ショーン・トンプソンは、次のように述べています。「すでに20年以上SAP Aribaは社会的インパクト促進に取り組んでいます。調達購買ソリューションの先駆者として社会貢献は必然です。Givewithとの提携で日常調達業務を通じて社会的に良い影響をもたらしCSRを果たすことが、今まで以上に容易になりました」

企業がAriba Network上でGivewithプラットフォームに登録すると、Givewithがその企業の持続可能性とCSRパフォーマンスデータを分析し、その企業の目標に合った非営利団体を複数候補提示します。バイヤー企業はその中から選択し、SAP Ariba Sourcingを使用して寄付割当を既存RFPプロセスに追加します。サプライヤー企業はRFPレスポンスでバイヤー企業が選択した非営利団体プログラムへのサポートを選択します。サプライヤー企業はあらかじめRFPレスポンスにGivewithプラットフォームを取り込むことも可能です。

Givewithは寄付者に対して環境、社会、コーポレートガバナンス(ESG)評価が記載された報告書を関係者に提供します。また企業が社会貢献を誰にどう伝えるかについて、Givewithは参考事例をライブラリ化し紹介しています。

SAP AribaとGivewithは国連持続可能性開発目標(SDGs)の17目標すべての前進に取り組んでいます。寄付者は、Givewithを通じて自身が資金提供したプログラムの進捗状況を正確に簡単に確認できます。

GivewithのテクノロジーとSAP Aribaとの統合はデロイトが担当しました。

デロイトコンサルティングLLPマネージングディレクター兼Global SAP Intelligent Spend Market Offering Leaderのフレデリック・ジャルドーモントー氏は、次のように述べています。「持続可能な社会に配慮した企業は同業他社を凌駕するという例が多数あることからわかるように、今後は社会イノベーションが企業成功のカギとなるでしょう」

詳細はこちらのビデオおよび Givewith Enterprise on the SAP App Center をご参照下さい。

以上

Givewithについて

Givewithは、革新的なソリューションを通じて企業と非営利団体を結びつける社会的インパクトのテクノロジーカンパニーです。効果的な社会的インパクトのイニシアチブのために新しい資金を生成し、売上、利益、株価を推進することで企業にとって今までにない価値を生み出します。毎日のビジネストランザクションの力を活用することで、Givewithは世界で最も効果的な非営利団体のために新しい資金源を生成し、資金の結果を正確に測定して、企業が社会的インパクト機会を主要なビジネスKPIに変換できるようにします。Givewithに関する詳細はこちらをご覧ください。

SAP AribaとSAP Fieldglassについて

SAP AribaとSAP Fieldglassは、世界最大のB2Bクラウドプラットフォームを提供し、企業間をつなぎ企業取引をスムーズに効率化します。SAP AribaとSAP Fieldglassは、ソーシングから支払まで支出に関するあらゆるカテゴリー、つまり直接材、間接材、サービス調達、その他外部労働力を含むすべてのカテゴリーの調達プロセスを管理します。Ariba Network上には現在190カ国440万社のバイヤー・サプライヤーが参加しており、新規ビジネス、協業や取引を通じて相互に深い関係を構築しています。毎年2.9兆USドル規模が取引されています。SAP Fieldglassは非給与労働者やサービスプロバイダーといった柔軟な労働力を調達する管理アプリケーションで、現在180カ国以上で利用されています。SAP AribaとSAP Fieldglassは、企業の支出管理プロセスを変革し、業務効率およびコンプライアンス遵守向上とともに、お客様がより機敏性と迅速性に富んでビジネスを遂行する後押をしています。

詳細はhttps://www.ariba.com/ja-jp およびwww.fieldglass.com をご参照下さい。

SAPについて

SAPは「the Intelligent Enterprise」としてエンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを使用しており、SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、企業のビジネスを「インテリジェントエンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、43万7000の企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com

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