〜エンジニアリング部門から製造現場まで同一プラットフォーム上でデジタルスレッドを繋ぐ〜
PTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:桑原 宏昭、以下、PTC)は本日、マテリアルハンドリングシステム世界トップメーカーである株式会社ダイフク(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:下代 博、以下、ダイフク)が業務の標準化と設計情報の部門間共有による業務効率化を目指し、デジタルトランスフォーメーションの基盤として、PTCの製品ライフサイクル管理ソリューションである Windchill® を採用したと発表しました。
ダイフクは創業以来、マテリアルハンドリングシステムの総合メーカーとして、世界に広がるお客さまの競争優位性を押し上げるために、最適・最良のソリューションを提供しています。また、コンサルティング、システム構築から、生産、据え付け、長期安定稼働を支えるアフターサービス、リニューアルまで、トータルサポート体制を構築していることが強みです。
ダイフクで半導体・液晶生産ライン向けシステムを手掛けるクリーンルーム事業部のエンジニアリング部門では、これまでフォーマットが統一されていないドキュメントや図面のデータが複数の場所に保管されており、データの活用や管理面での課題がありました。また、3D設計の導入推進にともない、導入済みのPDM では3Dデータの管理が困難なため、業務効率化を図るためのソリューション導入を検討していました。
今回、エンジニアリング部門と設計部門が共通プラットフォームとしてWindchillを活用することにより、エンジニアリング段階から設計の一部業務を行うことが可能になります。また、エンジニアリング部門で標準的なコンポーネントを設計し、設計部門を介さずに工場で生産をおこなうことで、設計から製造までのプロセスで約30%の削減が見込まれます。加えて、分散していた保管データに関しては、Windchillで一元管理をすることにより、部門の知見を蓄積し、設計者スキルの標準化、人材不足への対応、設計者の育成・能力向上が期待できます。
2020年6月から試験的なプロジェクトを開始し、設計の上流から下流までデジタルスレッドをつなげ、デジタルトランスフォメーションを推進していきます。
今回ダイフクへのWindchillの導入を担当したのは日鉄ソリューションズ株式会社(NSSOL)です。
ダイフク クリーンルーム事業部 設計部の乾氏は次のように述べています。「生産量の増大や、短納期化、顧客要求による仕様の多様化の要求が高まり、従来のエンジニアリングと設計方法では対応が難しく業務改革の必要性を感じておりました。今回Windchillを採用することでエンジニアリングから設計まで一元管理されたデータを効率よく活用する事により、生産期間を短縮し顧客要求を満足できるように改革を進めて行きます。」
PTCジャパン株式会社 代表取締役の桑原 宏昭は次のように述べています。「PTCは製造業の業務におけるデータをデジタルスレッドでつなぎ、お客様のデジタルトランスフォーメーションの推進をサポートしています。今回マテハン世界トップメーカーであるダイフク様にエンジニアリングから製造現場までつなぐプラットフォームとしてWindchillを導入いただいたことを非常に嬉しく思います。PTCは今後、ダイフク様において推進される全部門で工程・原価・品質に関する製品情報を自由にコミュニケーションするための人材能力の強化と、グローバルにつながったDXの基盤づくりに貢献してまいります」
<関連情報>
製品ライフサイクル管理
Windchill
株式会社ダイフクについて
1937年に創業したダイフクは、物流システム・機器の世界トップメーカーです。一般製造業・流通業向けシステム、半導体・液晶生産ライン向けシステム、自動車生産ライン向けシステム、空港向けシステムなどの事業分野において、コンサルティングからアフターサービスまで一貫したサポート体制で、物流ソリューションを提供しています。現在、世界26の国と地域の拠点で事業を展開しています。
PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、IoTアプリケーション開発プラットフォーム、拡張現実(AR)オーサリングソリューションの各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のWindchill、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える Mathcad、IoTアプリケーション開発プラットフォームのThingWorx、拡張現実(AR)オーサリングソリューションのVuforia、産業用接続プラットフォームのKepwareといった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。
1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト:https://www.ptc.com/ja
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