ラティス・テクノロジー株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、3D モデルをリアルタイムに高品質で描画できる機能を開発いたしました。この技術は福井コンピュータアーキテクト株式会社(以下 福井コンピュータアーキテクト)が運営する 「3Dカタログ.com」 で採用されました。ラティスは今後 本技術を Web 配信ソリューション「XVL Web3D Manager」 に取り入れ、販売現場のリモートセールスを支援していく予定です。
アフターコロナの新しい生活様式の定着を見据え、販売の現場でも対面販売に代わる方法が必要とされています。ショールームやイベントでの対面販売に加え、Web 上でリアルな 3D 表示を用い、顧客にショールームに近い体験手段を提供することが各社の営業戦略上、極めて重要になっています。
ラティスは、タブレットやスマホで 3D 表示を可能にする XVL Web3D 技術を開発し、製造やサービスの現場向けに提供してきました。今回、営業領域からのニーズに応え、Web ブラウザ上で 3D モデルを高品質に描画する機能を開発しました。3D CAD から変換した軽量 3D フォーマット XVL に対し、部材に対応する材質テーブルを定義することで、3D モデルを写実的に Web ブラウザ内に表示することができます。マウスやタブレット操作に応じて、リアルタイムに色や材質も変更できるので、実物に近い体験を顧客に提供できます。
XVL に埋め込まれた品番や部材コードの情報を利用して、製品のオプションや部材を置き換え表示することが可能なので、ショールームには展示されていないような多様な商品を安価に 3D で紹介することができます。
この機能は、福井コンピュータアーキテクトが運営する建材のバーチャルショールームの「3Dカタログ.com」( https://www.3cata.com/ )で採用されました。家や建材の販売において、リアルな 3D で商品を施主に訴求することが可能になりました。
ラティスは製造現場、サービス現場に加え、販売現場へも一気通貫した 3D データの徹底活用による業務革新を強力にサポートすることで、製造業・建築業のデジタルトランスフォーメーションに貢献していく考えです。
「XVL Web3D Manager」(製品情報:https://www.lattice.co.jp/products/lineup/web3d-manager/)に関するご質問は、ラティス・テクノロジーにお問い合わせください。
※お知らせ※
福井コンピュータアーキテクトとラティス・テクノロジーの対談記事公開
https://www.lattice.co.jp/news/2020/0625-special
会社情報
商号 : ラティス・テクノロジー株式会社 (Lattice Technology Co.,Ltd)
本社 : 〒112-0004 東京都文京区後楽2-3-21 住友不動産飯田橋ビル10階
代表 : 代表取締役社長 鳥谷 浩志
設立 : 1997年10月
資本金 : 7億円
事業内容: 超軽量3DフォーマットXVL関連ソフトウェアの開発・販売、コンサルティングなど、3Dデータ活用のソリューションサービス提供
URL : https://www.lattice.co.jp/
用語説明
「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。
その他
「XVL」はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標または商標です。その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。