2020.11.25:PTCとTopwell、 PLMソフトウェアの導入期間を通常の1/3に短縮


~オムロン ヘルスケアへPTCの『Windchill』を導入~

  •  オムロン ヘルスケアが設計拠点のグローバル化を加速
  • ベストプラクティスの適用によりPLMソフトウェアの導入期間を大幅に短縮

株式会社TOPWELL(本社:大阪府大阪市 代表:井上康秀)と、PTC ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:桑原宏昭)は、PLMソリューション(PTC社のWindchill)を、オムロン ヘルスケア株式会社(本社:京都府向日市 代表:荻野勲)のエンジニアリング部門に導入しました。これにより、オムロン ヘルスケアは設計拠点グローバル化を加速していきます。

オムロン ヘスルケアがデジタル化を促進、導入期間の短縮に成功

オムロン ヘルスケアでは、製品がグローバルに展開を広げる中で、各エリアのニーズを反映した商品開発体制を強化しようと取り組んでいます。そこで、PTCのPLMソフトウェア『Windchill』を導入し、紙によるエンジニアリング業務を完全デジタル化、技術や開発情報を一元管理し、開発、設計、製造現場の連携を強化することで、さらなる成長を目指しています。今回のPLMソフトウェア、PTCの『Windchill』導入においては、ソリューション開発元・ITコンサルティング・オムロン ヘルスケアの3社が連携することで、通常の約1/3の期間で導入に成功しました。

PTC社の『Windchill』とは

製造業では、リアルタイムでの情報共有やデータの可視化がこれまで以上に求められるようになっています。オープンアーキテクチャを有するPTC社の『Windchill』は、柔軟性や拡張性、相互運用性にすぐれており、複数部門にまたがるデータの一元管理をはじめ開発プロセスの最適化・データによる製造アプローチを支援する製品ライフサイクル管理ソフトです。その豊富な機能により、作業時間や市場投入までの期間の短縮やコスト効率化の高いソリューション構築を可能にします

「ベストプラクティス適用サービス」によって導入期間を通常の3分の1に短縮

導入にあたっては、PTC社が、PLM導入の知見を最大限に活かしたメソッド開発を実現する、Value-Ready Deployment™ (VRD)サービスを提供し、TOPWELLがVRDをベースに独自開発したベストプラクティス適用サービスを実施し、オムロン組織内での構築や利用体制を整えました。ベストプラクティスをベースに、要件定義を同時進行で実装・検証を繰り返すことにより、PLM導入にあたっての劇的な期間短縮とコストの削減が実現しました。

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オムロン ヘスルケアの取り組み 京都から世界へ グローバルで活躍できる研究開発の進化

従来、オムロン ヘルスケアの研究開発は日本が中心であり、日本で開発・設計された商品を、海外の販売エリアへ展開していく形が基本でした。しかし、グローバルに拡大する市場に対応するため、各地のニーズを的確に掴み、それらに合わせたスピーディな設計と、設計・生産活動の連携を強化する必要が出てきました。そこで日本はイノベーション拠点として開発に集中し、既に販売エリアの近くにあった生産拠点の近くに設計拠点を分散することにより、各販売エリアのローカルニーズを的確にとらえ、タイムリーな設計、スピーディーな商品提供を実施することでグローバル全拠点で「お客様の期待品質」向上を目指します。

これらのグローバル化を促進するために、オムロン ヘルスケアでは設計ドキュメントのデジタル化を推進しデータの一元管理、変更管理の厳格化に取り組んでいます。

デジタル化で世界を繋げ! 各国のニーズを反映した開発・設計・生産体制へ

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PTC社『Windchill』導入の効果

グローバル視点での競争力強化に加え、『医療業界の監査への対応』や『予測不可能なリスク・危機に強い企業体制の構築』などでも効果をあげています。

設計情報をグローバルで活用できる環境の構築・リスクを想定した対応体制へ

設計・開発業務の電子化率100%を達成したことにより、拠点間での設計情報をグローバルで活用できる環境の構築ができました。設計・開発業務がシンプルになり、設計工数、管理工数が激減する見込みです。必要な「設計情報」を探す時間が大幅に短縮され、設計の本質に割く時間の創出が期待されています。また法規制における監査対応業務も効率化され、監査指摘率の減少が見込まれています。

現代の経営環境は自然災害や感染症など、予測不可能なリスクにさらされています。その為、常にリスクを想定した対応体制や事業運営方法の備えが必要です。今回完全デジタル化を進めていたことによって、アフターコロナの中でリモートワークができる体制が整ってきています。

PTCジャパンについて

米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、IoTアプリケーション開発プラットフォーム、拡張現実(AR)オーサリングソリューションの各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理のWindchill、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える Mathcad、IoTアプリケーション開発プラットフォームのThingWorx、拡張現実(AR)オーサリングソリューションのVuforia、産業用接続プラットフォームのKepwareといった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。
1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト:https://www.ptc.com/ja

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※PTCの社名、ロゴマークWindchill、ThingWorx、Vuforia、CreoおよびすべてのPTC製品の名称は、PTC Inc.(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


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