2020.12.2:使い勝手を大幅に向上させた現場向けVR検証ソフト「XVL VR」の新バージョンをリリース (ラティス・テクノロジー株式会社)


~遠隔地間での大容量3D によるVR検証が手軽に~

ラティス・テクノロジー株式会社(本社 東京都文京区、代表取締役社長 鳥谷 浩志、以下 ラティス)は、大容量 3D データを実寸大で VR 検証を実現する 「XVL Studio VRオプション」(通称 XVL VR)を拡張し、遠隔間の VR 検証を実現した Ver.19.0.1(以下、新バージョン)を 2020年12月11日(金)にリリースします。

  1. 新バージョンでの代表的な機能拡張は以下となります。

VR 体験者の体験情報を第三者の視点で共有できます。

  • 若手が行う VR 検証を、遠隔地で熟練者が確認し客観的評価をすることで、リモートワークでの若手指導を支援します。
  1. 治具や工具の 3D モデルとコントローラーを連動して操作できます。
  • さらに、直感的なコントローラー操作だけで、VR 空間を移動できるので、限られた空間内で VR 検証を実施できます。
  1. 3D 操作に慣れたメンバーが PC 上で表示切り替えや移動部品指定などの VR 操作ができます。
  • この結果、作業知見を持つ熟練者は VR 検証に専念できるので、試作機による実機検証に近いレベルで、VR 検証を進めることができます。

従来の VR システムでは、大規模 3D データをハンドリングできないため、VR 用に 3D モデルの簡略化業が必要となり、その作業に手間暇を取られるという課題がありました。XVL VR では、超軽量 3D XVL の性能を最大限利用しているため、VR 用のデータ準備や加工は必要ありません。既にある XVL データをそのまま、実機完成前に VR 検証に利用できます。

XVL VR は、 

  1.  可能な限り少ない準備で VR 検証できること(準備レス) 
  2. 実機を待って行ってきた検証を 3D モデルで行うことでフロントローディングを実現すること(実機レス) 
  3. 設計モデルの品質が上がり設計変更が激減すること(設変レス) 

の三つを、より高いレベルで実現すべく開発してまいりました。

新バージョンにおいても、準備レス・実機レス・設変レスを加速し、VR を利用してのデジタル検証の領域を拡大するべく機能を実装しました。

昨今、新型コロナ感染拡大の影響もあり、製造業においても在宅でのリモートワークを実施する企業が増えております。今回の新バージョンによる機能拡張で、リモートワーク環境下におけるバーチャル検証の実施がより簡単に、そして高い精度で実施することが可能となります。

新バージョンに関する詳細・ご質問は、ラティス・テクノロジーにお問い合わせください。

製品情報

  • 正式名称:XVL Studio VR オプション(通称:XVL VR)
  • 製品 URL:https://www.lattice.co.jp/products/lineup/xvl-studio/xvl-vr/
  • リリースバージョン:19.0.1
  • 提供方法:XVL Studio Standard、Pro、Hybrid のオプション
  • 価格(別途消費税):1ライセンス 250万円 / 年間保守 50万円(年間保守は初年度より発生)
  • 対応 VR 機器:VIVE、VIVE Pro、VIVE Cosmos 、VIVE Cosmos Elite *
  • 動作環境:VIVE READY PC で動作 *

*対応 VR 機器と VIVE READY PC はお客様ご自身で用意いただく必要があります。VIVE READY PC の詳細は https://www.vive.com/jp/ready/ をご確認ください。グラフィックスカードは XVL 製品が対応しているものをご利用ください。詳細は XVL 製品の販売代理店または、ラティス・テクノロジーまでお問い合せください。

用語説明

「XVL」 (eXtensible Virtual world description Language) は、XML(eXtensible Markup Language) をベースとした超軽量3D表現として、ラティスが提唱する表現形式です。XVLを用いることで、3D CADなどで生成されたデータを数百分の1にまで軽量化することができます。また、メモリが少ない環境で巨大な3Dデータを高速表示する技術の実装により、ネットワーク環境での3Dデータ共有に最適な形式です。現在、干渉チェック機能を搭載したDMUや3Dビジュアル作業手順書を作成するソリューションが市場で高く評価されています。ラティスの XVLは世界中の自動車産業、航空機産業、電機産業等多くの製造業の企業で採用されています。3Dデータの精度と構成情報を保ちながら、軽量にデータ表現できるという特徴から、デザインレビュー、機構シミュレーション、工程設計、作業指示、部品表、イラスト作成などの用途に活用されています。製造業の大手では、3D CADの普及により蓄積された3Dデータの有効活用を目的に、XVL製品を全社規模で導入するケースが増加し、国内外で急速に普及が進んでいます。

その他

  • XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
  • その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
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