2021.9.30:DX実現に向けたアプリケーション活用を支えるクラウドサービス「FUJITSU Hybrid IT Service Digital Application Platform」を提供開始 (富士通)


当社は、お客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現に向けて、アプリケーションを迅速に開発し柔軟に変更できるアプリケーションプラットフォーム機能を提供するクラウドサービス「FUJITSU Hybrid IT Service Digital Application Platform(以下、Digital Application Platform)」を、2021年10月1日より日本国内で提供開始します。

「Digital Application Platform」は、新規アプリケーション開発の迅速なスタート、現状の基幹業務アプリケーション資産を活用しながら変化に素早く対応できるシステムに変革するモダナイゼーション、業務規模拡大に向けた複数コンテナプラットフォームの活用など、お客様それぞれのニーズに合わせ、マルチクラウドで活用できるオープンなアプリケーションの開発、実行、運用のプラットフォーム機能を提供します。これにより、お客様は個別にアプリケーションの開発、実行、運用環境を構築することなく、早期開発と稼働を実現します。また、既存システムで当社がサポートするコンテナ対応ミドルウェアを利用しているお客様は、コンテナ上で同じミドルウェアを利用できるため、アプリケーション開発時の全面改修を回避できます。さらに、コンテナ化した複数プラットフォーム上のアプリケーションを統合的に運用できるサービスにより、専門技術者が不在でも容易に運用可能です。

当社は、「Digital Application Platform」のサービスメニューの拡充やお客様を支援する教育サービスの提供など、今後も提供価値を拡大し、既存システムのモダナイゼーションの加速と、DXの早期実現へ貢献していきます。

背景

昨今、各企業ではDXに向けて対面業務のデジタル化やビジネス環境の変化に柔軟に対応するため、業務アプリケーションを短期サイクルで新規開発あるいは変更し稼働することが求められ、その実現に向けて、コンテナ利用が注目されています。コンテナは、ライブラリやアプリケーション本体などが一つにまとめられたもので、実行に必要なメモリなどのリソース消費量が少ないため、その軽量性を活かした容易なアプリケーションの拡張や変更、可搬性を活かしたインフラ環境に依存しないアプリケーション開発や運用が期待できます。一方で、コンテナを使った開発、運用環境やオープンソースに関する新技術習得や、既存アプリケーションの全面改修が必要となるなど、様々な課題があります。

「Digital Application Platform」の主な特長

「Digital Application Platform」は、業務システムにおけるコンテナ利用や効率的なアプリケーションの開発、実行、運用が可能なプラットフォーム機能を提供するクラウドサービスです。迅速かつ頻繁にアプリケーションの開発および機能や性能向上に取り組むお客様や、基幹業務のプロセス変更に伴うアプリケーションの継続的な更新に課題を抱えるお客様、コンシューマー向けサービスの展開や災害対策など複数のプラットフォーム上で本格的にコンテナを利用するお客様などのニーズに合わせて、アプリケーションの開発から運用までトータルに支援します。

1.アプリケーションの開発、実行、運用環境における作業の自動化機能により、迅速に新規業務をスタート

モバイル活用などの新規業務アプリケーションでは、迅速な開発と稼働が求められますが、その開発、実行、運用環境の準備や構築作業で時間を要し、開発に集中できない課題があります。本サービスでは、お客様はアプリケーションの開発、実行、運用環境での作業を自動化する機能を利用することで、迅速な開発が可能です。

2.コンテナプラットフォームからミドルウェアまでのトータルサポートで、基幹業務でもスムーズなコンテナ活用を実現

当社のプラットフォーム構築やミドルウェア提供の実績に基づくノウハウや知見を活用し、コンテナプラットフォームからコンテナ上のミドルウェアまでトータルにサポートすることで、お客様からの問い合わせやインシデントへの迅速な対応が可能です。基幹業務などの既存システムで当社がサポートするコンテナ対応ミドルウェアを利用しているお客様においては、本サービスで提供するRedHat OpenShift(注1)をベースとしたコンテナプラットフォームで現状のミドルウェアを利用可能なため、既存アプリケーションを全面改修することなくスムーズにコンテナ化を実現します。

3.複数プラットフォーム上のコンテナ化したアプリケーションを管理、監視する統合運用サービスにより、運用負荷を軽減

コンテナ化したアプリケーションを管理、監視するためには、システム負荷などの状況に応じて増減するコンテナにタイムリーに対応するなど、従来と異なる運用管理の専門技術が必要となります。さらに、複数のコンテナプラットフォームにまたがるアプリケーションの移動や拡張により運用が複雑化し、さらに高い技術力が必要になります。本サービスでは、専門技術がなくても容易に運用できるように、コンテナ化した複数プラットフォーム上のアプリケーションを統合運用する管理機能やモニタリング機能を提供し、お客様の運用負荷を軽減します。

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コンテナの運用イメージ

お客様ニーズに対応する「Digital Application Platform」の特長

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料金体系および提供開始時期

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今後の展開

今後は、DXのさらなる加速に向け、少ないプログラミングコードでの迅速なアプリケーション開発を実現するローコードプラットフォーム、データ駆動型経営を支援するデータレイク、コンテナプラットフォームのエッジ領域システム対応など、継続してサービスを拡充していきます。

さらに、「Digital Application Platform」を利用するお客様それぞれに対応したコンサルティング、教育、技術サポート、運用サポートのサービスを提供し、お客様のDX実現を支援します。

販売目標

2023年度末までに1,000システム以上の導入を目指す。(当社の決算期は3月末日です)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 OpenShift:
レッドハット株式会社が提供するエンタープライズ対応のKubernetesをベースとしたコンテナプラットフォームソフトウェア。

関連リンク

「FUJITSU Hybrid IT Service Digital Application Platform」

本件の参照先:https://pr.fujitsu.com/jp/news/2021/09/30.html

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