2021.4.13:ラティス・テクノロジーと HTC が、製造領域での VR 検証で協業を開始


~ XVL VR が HTC のワイヤレス RR ソリューションをサポート。 安全、簡単、快適に VR 検証が可能に~

超軽量 3D フォーマット技術 「XVL」 の関連ソフトウェアの開発・販売を業務とするラティス・テクノロジー株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:鳥谷 浩志、以下 「ラティス」)は、モバイル端末の販売を行う HTC NIPPON株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:児島 全克、以下 「HTC」)と 2021年4月から製造領域での協業を開始します。

第一弾として、4月12日(月)にラティスからリリースされた XVL Studio VR オプション*(以下 「XVL VR」)の新バージョンで、HTCのVIVE 商用向けリモートレンダリングソリューション(以下 「RR」)をサポートする機能を、β 版として提供を開始しました。 
*詳しくは https://www.lattice.co.jp/products/lineup/xvl-studio/xvl-vr をご覧ください。

XVL VR では、超軽量 3D フォーマット技術の XVL を用いることで、VR 用にデータ準備することなく、大容量 3D によるデジタル検証が可能です。実機がない段階でも、3D を用いて組立性検討を行い、フロントローディングを実現できるため、製造業での採用が拡大しています。

その一方、従来の VR の検証では、ケーブルに躓く危険があるため安全のためにケーブルを持ち歩く要員の確保が必要など、製造業でのカジュアルな VR 導入を妨げてきました。

今回、XVL VR の新バージョンでサポートする RR では、VR ヘッドセットを Wi-Fi で接続するためケーブルが存在しません。そのことから、ケーブルの長さに縛られることもなくなり、従来と比較して、安全、簡単、快適に VR を利用したデジタル検証を行うことができるようになります。

XVL VR と RR の利用イメージ

ラティスとの協業に関して、HTC の児島氏は次のように述べています。

「新型コロナ禍において、製造業の製造領域においてもリモートワーク対応で、3D デジタル検証が進みました。しかしながら、作業時の姿勢や、工具が入るかといった作業性は、画面での確認が難しいため、VR を用いての検証が広がっております。製造業での 3D デジタル検証領域で事実上のデファクトスタンダードとなっている XVL を用いた、XVL VR においてワイヤレスの RR がサポートされることで、より多くの製造業お客様に、より安全、簡単、快適な VR 検証が広がることを期待しております。」

なお、今回の XVL VR の新バージョンは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業(「Connected Industries 推進のための協調領域データ共有・AI システム開発促進事業」 の一環となる 「サプライチェーンの迅速かつ柔軟な組換えに資するデジタル技術の開発支援 」)において得られた成果を一部活用しております。

■ HTC VIVE® について 

HTC VIVE® は、企業や消費者に真の VR 体験を生み出す最高の VR プラットフォームとエコシステムです。VIVE エコシステムは、プレミアム VR ハードウェア、ソフトウェア、コンテンツを中心に構築されています。VIVE ビジネスには、クラス最高の XR ハードウェア、VIVEPORT プラットフォーム、アプリストアを含みます。ビジネス顧客向けの VIVE エンタープライズソリューション、VIVE X:$100M のビジネスアクセラレータ、VIVE STUDIOS、エンターテイメント、ゲーム、エンタープライズコンテンツスタジオ、そして文化的なイニシアティブである VIVE ARTS などがあります。 

VIVE の詳細については、 https://www.vive.com/jp/ をご覧ください。

■ ラティス・テクノロジー株式会社について 

ラティス・テクノロジーでは、デジタルトランスフォーメーションの重要性が叫ばれる中、DX 時代を先取した 「CAD+1」 「Casual 3D」 「3D デジタルツイン」 の 3つのコンセプトに基づき、軽量 3D フォーマット技術 「XVL」 をベースとした様々なソリューションを開発・提供しています。 

ラティス・テクノロジーの詳細は企業概要をご覧ください。

用語説明

  • XVL はラティス・テクノロジー株式会社の登録商標です。
  • その他記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。
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