2022.1.4:社長年頭所感(社員向けトップメッセージ) (日鉄ソリューションズ)


2022年1月4日
日鉄ソリューションズ株式会社
代表取締役社長 森田 宏之

この年末年始も、多くのお客様でシステムリリースがあり、パートナー会社の皆さんも含め、大勢の皆さんが出勤されました。ご対応いただいた皆さん、本当にありがとうございます。

さて、足元では、新型コロナウイルス感染症による社会的な影響は先行き不透明なものの、将来に向けては、企業の旺盛なDXニーズ、急速に進む労働人口の減少や労働市場の流動化、気候変動をはじめとするサステナビリティに対する社会的要請の変化といった、様々な社会課題の解決に取り組んでいかなければなりません。こうした課題解決の手段としてのITニーズが一層高まってきており、社会における当社の果たす役割を一層強く認識する時代を迎えています。

年頭にあたり、大きく3つのポイントに絞って、考えをお話したいと思います。

1つ目は、サステナビリティ経営の推進について、です。

気候変動への取組み、人権尊重、健康・労働環境への配慮や公正な処遇、適正な取引、自然災害等への危機管理など、サステナビリティを巡る課題への対応が喫緊の社会課題です。当社は、これらの社会課題を収益機会にもつながる重要な経営課題と認識し、ビジネスを通じて社会課題の解決に取り組んでまいります。年内には、わたしたちのビジネスの価値創造プロセス、パーパス(社会における存在意義)、経営上のマテリアリティ(重要課題)などをまとめた報告書を発行する予定です。サステナビリティ経営を推進すべく、皆さんとともに挑戦していきたいと思います。

2つ目は、活力溢れる会社について、です。

社会や市場が大きく変化している中、こうした変化に向き合い、自律的に学び、成長し、自らの役割を果たしていくことが求められています。こうした思いをもち、実践する社員のみなさんに応えるべく、本年4月より、基幹職役割給、65歳定年制、若手の早期登用を可能とする仕組みを導入いたします。あわせて、自己選択型学習の仕組み、多様な働き方や多様な活躍の場づくりなども進めていきます。また、働き方変革への取り組みを引き続き進め、先般導入したエンゲージメントサーベイによる会社・職場課題の早期把握・対応等も行い、社員のみなさんが自らの職場を素晴らしいと感じ、働きがいを実感できる活力溢れる会社であり続けたいと思います。

3つ目は、当社グループの事業成長について、です。

昨年春、当社は初めて、2025年度に向けた中期事業方針を対外開示しました。その中で謳った注力4領域、デジタル製造業、プラットフォーマー支援、デジタルワークプレースソリューション、ITアウトソーシングはいずれも、ここまで順調に伸びてきております。また、金融SOL部門では電力取引・リスク管理はじめ異業種向け金融サービス、社会公共SOL部門では行政サービスDX、鉄鋼SOL部門では業務プロセス・生産プロセス改革に関わるDXニーズへの対応、ITインフラSOL部門ではデータセンターの更なる環境配慮化などITの力で社会課題の解決に取り組んでまいります。今後も、人への投資をはじめとする事業基盤強化、DX加速投資を積極的に行うことによって創出価値を拡大させ、お客様にその価値を認めて頂くことで適切なプライシングを実現し、マーケットの伸びを上回るトップラインの拡大、利益成長を達成していきましょう。

最後になりましたが、当社は東京証券取引所の市場再編においてプライム市場を選択しました。事業成長に大切なことは、お客様やパートナーをはじめ社会からの信頼であり、信頼の礎はコンプライアンスです。わたしたちが社会に必要不可欠な存在として信頼され、社会の持続的成長に貢献できるよう、わたしたちNSSOLグループ一丸となって、真の価値の創造に取り組んでまいりましょう。

本件の参照先:https://www.nssol.nipponsteel.com/press/2022/20220104_130000.html

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