2022.3.2:ServiceNow社と共同で2022年のDXを予見するレポートを発行 (NTT DATA)


株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、米国ServiceNow(以下:ServiceNow社)と共同で、2022年のDX動向を予見する共同レポート(日本語版)を2022年3月1日に発行しました。本レポートは、2020年8月に当社グループ企業となったServiceNowの専業コンサルティング企業の米国Acorio(以下:Acorio社)も含め、一丸となって作成しました。

本レポートでは、NTTデータおよびServiceNow社の知見をもとに、エクスペリエンス(利用体験)の重要性、変革を進めるためのポイント、そしてDXの最新状況をまとめています。

レポート概要

本レポートで最重要視しているのは、「変革をドライブするには、エクスペリエンス(利用体験)にフォーカスし続けるべき」ということです。

しかしながら、その実践は難しく、NTTデータの調査(https://us.nttdata.com/en/engage/innovation-index)によると、約60%の企業が、ニーズの変化の速さゆえ、顧客の利用体験を高品質に提供することは困難と答えています。また、従業員体験についても同様で、約70%以上の企業が、従業員に対し柔軟な働き方を提供できていないと答えています。

パンデミック(世界的大流行)後の世界において、変革が必要ではあるものの、多くの企業はその対応ができていません。NTTデータの調査では、3分の1以上の企業が、「組織文化」がデジタル技術への投資を阻害していると答えています。そして、現在、率先して変革に取り組むことができている企業は約40%に過ぎません。

つまり、変化を受け入れ、すばやく対応できる組織文化を持つ企業が、2022年に成長することができるのです。そのような組織文化を構築するためには、以下の4つの課題解決が必要です。

  • 皆が結束して目指していける将来像のビジョンを作る
  • 適切な人材を巻き込む
  • 適切なテクノロジーを選ぶ
  • リアルタイムで創出価値を補捉し、必要に応じて取り組みを補正

これまでに、多くの技術進歩が積み重なり、DXが進化してきました。そして、DXをさらに発展させることができるのは“データ”です。しかしながら、多くの領域では、意思決定に“データ”が有効活用されていません。「AI」や「機械学習」、「予兆検知」は、バズワードであった時期を乗り越え、今後のDXに不可欠な技術になっています。それらの技術と、組織が持つ“データ”を掛け合わせ、活用していくことが重要です。また、現状を都度把握し、必要に応じて取り組みを補正していくことが大切です。

各社幹部の声

NTTデータ 執行役員 製造ITイノベーション事業本部長 兼 コンサルティング&ソリューション事業本部長 杉山洋によるコメント

「私たちは新たな時代に突入したと考えるべきである。リーダーは全ての局面で常に不確実性に立ち向かわなければならない。ビジョンと戦略を持つことが決定的に大切なのは言わずもがなだが、変化を自身の目で捉え、アジャイルに対応していく組織能力も同様に重要だ。いまや変革は1回限りのプロジェクトではなく、自らで明日を切り開いていくために決定的に必要なスキルセットになったと言える」

ServiceNow社 CIO Dave Wrightによるコメント

「どんな変革も、より良いエクスペリエンスをもたらさなければならない。エクスペリエンスが良くなっていなければ、それは単なるデジタル化であって、変革ではない」

NTTデータイタリア Business & Service Process Automation VP Andrea de Stefanoによるコメント

「これまで何かをデザイン(設計)する際、それがそのままずっと続くものとしてデザインしてきた。しかし今後は、どう変わっていくかもわからないまま、変化していくことを前提にデザインしなければならない」

Acorio社SVP Ellen Daleyによるコメント

「リーダーは皆、生涯で最も大きな変革に取り組んでいる。ただ、それはその実現をサポートするテクノロジーがそこにあるからではない。そうしなければ、自身が取り残されてしまうからである」

レポート本編はこちらから
URL:https://your.servicenow.com/nttdata-japan

本件の参照先:https://www.nttdata.com/jp/ja/news/services_info/2022/030200/

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