2022.6.14:PTCが製造業の効率化を促進するIoTソリューション、ThingWorx Digital Performance Managementの日本販売を開始


PTC ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:桑原 宏昭、以下 PTC )は、製造業での課題分析や生産状況の改善(カイゼン)と効率を大幅に向上させる、ThingWorx(R) Digital Performance Management(*1) (DPM) の日本市場での販売を 6 月より開始すると発表しました。DPM   は、製造現場において、生産性を妨げる課題と優先して取り組むべき点を IoT プラットフォーム上で分析し、改善後の結果を企業や工場レベルで明確化するなど、製造業の効率化を大幅に促進することを目指す新しいソリューションです。

*1) https://www.ptc.com/ja/products/digital-performance-management?utm_source=thingworx-dpm&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=thingworx

製造現場における、デジタルデータを繋いだ製造プロセスの改善や、稼働の効率化を促すスマートファクトリーへの注目が集まる中、その実現に向けてさまざまな取り組みや課題への解決策が求められています。特に、生産設備の稼働効率を表す総合設備効率 (OEE) は、平均が 40% ~ 60%と低水準にとどまり、製造業全体でのベストクラスとされる 85% ~ 90%を目指す企業の期待値には届いていないのが現状です。現在、機械や設備の稼働率の向上、経費や在庫の削減、作業プロセスの見直しなど、 OEE が伸び悩む原因の究明と、その対策への取り組みが急務となっています。

そのような背景を踏まえて、PTC の ThingWorx DPM は、企業が製造領域で最大限の価値が得られるよう、共通の課題をクローズドループで解決することで生産効率を高め、製造業の大規模なデジタルトランスフォーメーションを強力に支援します。DPM は、ThingWorx をベースとした完成アプリケーションであり開発期間が不要なため、現場への導入は平均で 3 ヶ月程度と、これまでに比べて格段に短い期間で企業の「カイゼン活動」に取り組めます。

「カイゼン活動」には、ThingWorx DPM の「生産ダッシュボード」機能を利用することにより、まず管理者や作業員が工程やシフトごとに可視化された生産進捗と OEE や生産状況を把握することが重要になります。作業員は、生産ダッシュボードの確認後、ThingWorx DPM の最も大きな特長である、「ボトルネック分析」を実行し、スループットの妨げの要因となる工程やラインを自動的に特定し、管理分析を行います。また、ThingWorx DPM はボトルネック分析により優先して取り組むべき課題を選定したうえで、「パフォーマンス分析」機能を使用し、生じている無駄や改善後に見込める効率効果を「時間」で提示します。さらに、パフォーマンス分析の結果に基づいて改善に取り組んだ課題は「アクショントラッカー」機能によってその成果をリアルタイムで確認できます。

このように、現状生産の可視化から改善後の効果測定までの一連の流れは、リアルタイムで入手するデータ管理によって繰り返し実行され、常に機械や設備の生産性向上が図られることにより、継続的な改善 (Continuous Improvement) 状態を保つことが可能です。

ThingWorx DPM は、OEE を押し下げる問題点や改善後の効果を、企業、工場、ライン、装置など、それぞれの単位ごとに比較することができ、また数人から数千人までの規模を対象とした作業支援ができる仕組みを有しています。さらに、ThingWorx DPM はオンプレミス環境だけでなく、Web ブラウザからクラウドにアクセスしての利用が可能な SaaS 型環境でも提供されており、利用者のニーズに柔軟に対応します。これらのことより、ThingWorx DPM は現場の作業員、マネージャー、経営層などさまざまな立場の人の活用と、それぞれの視点に基づいて最も効果の高い取組みに人材や投資を集中させるなど、製造現場における効率化を短期間で実現する支援をします。

PTC ジャパン株式会社 代表取締役の桑原 宏昭は次のように述べています。

「6 月より日本でも本格販売を開始する PTC の ThingWorx DPM は、製造業のお客様が日々『カイゼン活動』をされている、生産現場のボトルネックの特定や、その対策へのリアルタイムな効果測定などを、クローズドループで行う、新しいスマートファクトリーソリューションです。PTC は、DPM により、日本の製造業の生産効率を高め、ものづくり日本のグローバルな競争力強化につながる、デジタルファクトリー実現の支援に貢献していきたいと思います。」

PTC ジャパンについて 

米 PTC の日本法人(本社:東京都新宿区)。CAD、製品ライフサイクル管理 (PLM)、IoT アプリケーション開発プラットフォーム、拡張現実 (AR) オーサリングソリューションの各テクノロジー ソリューションにより、製造業における顧客企業を支援。拡張性と相互運用性に優れた製品設計ソフトウェア群の Creo、製品とサービスのライフサイクル全体にわたる製品コンテンツと業務プロセス一元管理の Windchill、工学技術計算の設計と文書化を同時に行える Mathcad、IoT アプリケーション開発プラットフォームの ThingWorx、拡張現実 (AR) オーサリングソリューションの Vuforia、産業用接続プラットフォームの Kepware といった革新的なソフトウェア製品と、製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービス、テクニカルサポートを提供しています。1992 年 3 月設立。国内 4 事業拠点。Web サイト:https://www.ptc.com/ja

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