2022.11.16:SAP、ビジネスユーザーの業務知識を迅速に活用できるSAP(R) Buildを発表、Courseraとの提携により新世代の開発者を支援


2025年までに世界で200万人の開発者のスキルアップを約束、
Courseraでは日本語版コンテンツの提供も予定

(本リリースは、11月15日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE:SAP)は、SAP TechEdカンファレンスにおいて、ビジネスユーザーの業務知識を最大限に活用し、ビジネス変革を促進するための強力な新オファリング「SAP(R) Build」を発表しました。SAP Buildは、SAP(R) Business Technology Platformのユニークな深さと広さを活用したSAPの世界クラスのエンタープライズ技術をビジネスユーザーの手元に届けるローコードソリューション群です。よりスマートな意思決定と迅速なイノベーションに必要なエンド・ツー・エンドのプロセス、データ、コンテキストへの直接的でセキュアなアクセスを可能にします。これにより、ビジネスユーザーは、最低限の技術的な専門知識があれば、ドラッグ&ドロップで簡単にエンタープライズアプリケーションを作成、拡張し、プロセスを自動化し、ビジネスサイトを設計できるようになります。

SAP最高技術責任者(CTO)兼エグゼクティブボードメンバーのユルゲン・ミュラー(Juergen Mueller)は次のように述べています。「SAP Buildは、世界で最もパワフルなビジネスアプリケーションと、ビジネスユーザーの業務知識を迅速に活用するために真に設計されたプラットフォームをユニークに融合しています。Courseraとの新しいパートナーシップにより、私たちは企業ポートフォリオ全体を強化し、生産性を最大化し、価値実現までの時間を短縮します。ビジネス環境が不安定な中、SAP Buildとともに発表した一連のイノベーションにより、お客様はビジネスの将来性を確保し、テクノロジーへの投資から最大限の価値を引き出すことができます」

SAP(R) Signavioのソリューションがネイティブに統合されているため、SAP Buildユーザーはすべてのプロセスを詳細に可視化することができ、イノベーションと自動化において最大の効果を得るためにどこに焦点を当てるべきかが分かります。4,000社のお客様から寄せられた275,000以上のプロセスリファレンスと、1,300のユースケースに特化したワークフローやオートメーションにより、ユーザーはSAPのテクノロジーに組み込まれたあらゆるビジネスノウハウを瞬時に活用できるようになります。SAP Buildは、SAP以外のシステムにも対応しています。また、新しいSAP Buildersプログラムは、ハンズオンセッションやベストプラクティスを共有するフォーラムを通じて、ユーザーの迅速な立ち上げと同業者とのつながりを支援します。

IDCのソフトウェア開発研究バイスプレジデントのArnal Dayaratna氏は次のように述べています。「現代のデジタルソリューションに対する需要が、プロの開発者がそれを供給する能力よりも大きいことを考慮し、IDCは、ビジネスプロフェッショナルが、差し迫ったビジネス上の問題を解決するためのデジタルソリューションを作成するイニシアチブにますます関与するようになると想定しています。IDCは、デジタル化の重要性がますます高まる中、今後10年間で1億人以上のビジネスプロフェッショナルがデジタルソリューションの制作に携わるようになると予測しています。

SAP Buildのローコード開発プラットフォームは、ビジネス開発者がドメインの専門知識とテクノロジースキルの連携を活用し、デジタルソリューションの開発を迅速に構築し、大規模に反復することを可能にします」

無料学習コンテンツを3倍に増やし、SAPエコシステムにおける雇用機会につなげるためのスキルアップを支援 

SAPは2025年までに世界で200万人の開発者のスキルアップを約束し、SAPエコシステムにおいて雇用機会を探す人々に必要なスキルアップを支援します。そのために、SAP Learningサイトで提供する無料の学習コンテンツを3倍に増やし(2021年SAP TechEd以来)、主要なイノベーション分野に焦点を当てた、いわゆるラーニングジャーニーを23種類に増やします。

また、公平な経済的機会を促進するため、SAPは技術分野で働きたくても働けない人々や働くために必要な教育機会を受けられない人々のためのグローバル・スキル・イニシアチブも立ち上げる予定です。

このイニシアチブには、無償の学習リソースの提供のほかに、SAP認定資格の申請者に対する10,000の無料バウチャーの配布が含まれます。さらに、SAPは世界中に1億1千万人以上の学習者がいるオンライン学習プラットフォームであるCourseraと提携し、7つのコースからなるSAP Technology Consultant Professional Certificateのオンライン提供を開始しました。学習者は、SAPエコシステム、テクノロジーコンサルタントの役割、SAPプロフェッショナルがお客様にもたらす価値について理解することができます。この新しいエントリーレベルのプロフェッショナル資格は、あらゆる経歴を持つ学習者向けにわずか数カ月で需要の高いデジタル関連の職務に就くことができるようになるものです。なお、日本語でのトレーニングプログラムの提供も予定しています。

これらの発表は、SAPのお客様とパートナーが成功を維持するために必要な変革を引き続き推進できるよう、SAP TechEdで発表された多数のイノベーションの中で行われたものです。

詳しくはこちらのニュースガイドをご覧ください。

以上

Courseraについて

Courseraは、世界レベルの学習への普遍的なアクセスを提供することをミッションに、2012年にスタンフォード大学のコンピュータサイエンス教授であるAndrew NgとDaphne Kollerの2人によって立ち上げられました。現在では、1億1千万人以上の登録学習者を抱える世界最大級のオンライン学習プラットフォームとなっています。Courseraは、275以上の主要な大学や産業界のパートナーと提携し、コース、Specializations、Guided Projects、Professional Certificateなどのコンテンツや資格の幅広いカタログを提供しています。

SAPジャパンについて

SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中でき、持続可能な成長を実現する企業のあり方である「サステナブル・インテリジェント・エンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )

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