2023.1.4:2023年 年頭挨拶 (要旨) (SCSK)


2023年1月4日
SCSK株式会社
代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者 當麻 隆昭

皆さん、新年あけましておめでとうございます。

昨年も新型コロナウイルスが猛威を振るい、夏場には新規感染者数が過去最多を記録するなど、引き続き新型コ ロナウイルスに悩まされる一年でありました。海外に目を向けると、やはりロシアによるウクライナ侵攻が大きな 出来事となりました。この争いが一刻も早く解決し、現地の方々の安全、そしてこれまでの日常が取り戻されるこ とを願うばかりです。 一方、年の後半には嬉しい出来事もありました。サッカーワールドカップでの日本代表の大活躍は、日本中の 人々に勇気と感動、そして未来への希望を与えたことでしょう。 当社においても、昨年11月の日経「スマートワーク経営」調査で、3 年ぶりに偏差値 70 を超え、最高ランクの星 5 つを獲得するという嬉しいニュースがありました。CM によるブランド力・市場浸透の評価が上がるとともに、 人材投資、ワークライフバランスで引き続き高い評価を得られました。今後も当社がリーディングカンパニーであ り続けるために、次の新たな時代に向けて一歩進んだ働き方、コミュニケーションや組織マネジメントのあり方な どを追求し、これから先のさらなるイノベーションの発揮、事業変革に繋げていきたいと思います。

今年度は、現中期経営計画の締めくくりの年として、3つの基本戦略である「事業革新」「DX 事業化」「人財投資」 において、さまざまな施策を着実に実行しています。次年度からスタートする次期中期経営計画にも繋がるよ う、全社一丸となって、最後までやり切りましょう。

2023年も、新型コロナウイルスの感染動向、不安定な世界情勢による景気への影響は少なからず続き、さらに は新たな事象がいつ起きるかもわからない、不確実な時代であることに変わりありません。 そのような環境下、当社グループは、2030 年の共創 IT カンパニーの実現に向け、新たな中期経営計画をス タートさせます。 最終化に向けて議論を重ねておりますが、事業変革に向けて、「成長市場、社会課題対応分野 へのシフト」「高付加価値分野へのシフト」「高生産性モデルへのシフト」の3つのシフトを実行していきます。これ を実現するために、事業、顧客、案件の各単位で選択と集中を行い、ダイナミックな変革を実行していきます。さ らには、事業変革を支えるための先端技術力の強化、Well-Being 経営の推進、社員エンゲージメントの向上施 策にも取り組んでいきたいと思います。

これらを全社一丸となって実行していくためには、組織力に加え、「個の強さ」が重要だと考えます。 再びサッ カーワールドカップの話に戻りますが、日本代表の活躍から感じたのは、ワールドカップの舞台でも気後れしな い精神力、世界レベルのスピード、突破力など、これまでにはない「個の強さ」が備わったということです。 個の強さというのは、共創 IT カンパニーを目指す当社グループにも繋がることです。我々も、日本国内だけでなく、世界の技術やビジネスに目を向ける、ダイバーシティ&インクルージョンの観点からも、属性差のみならず、 多様な考え方、バックグラウンドなどを受け入れていくことが重要です。個の強さを高めるために自らを変革し、 社員一人ひとりが市場価値を高める、それにより当社グループ全体がさらに強くなる。これは、人が最大の経営 資源である当社にとって、とても重要なことです。さらには、顧客や社会との共創においては、当社は個であり、 我々自身が変革し、強さ・強みをもって付加価値を提供し続けることで、初めて顧客や社会から共創を求めてい ただけるものだと思っています。

皆で、自ら変革に取り組む勇気と、それを実行する覚悟をもって、この1年間を過ごしていきましょう。

2023年が、当社グループの益々の発展、そして皆さんと皆さんのご家族にとって幸せな 1 年となることを祈念 して、年頭の挨拶とさせていただきます。

※これは、2023 年 1 月 4 日に SCSK 役職員向けに行われた年頭挨拶の要旨です。

本件の参照先:https://www.scsk.jp/news/2023/pdf/20230104.pdf

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