~Software-Defined Vehicle への対応を強化~
SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者:當麻 隆昭、以下 SCSK) は、FEV Group GmbH(本社:ドイツ、President&CEO:Prof. Dr. Stefan Pischinger(シュテファン・ ピッシンガー)、以下 FEV 社)の 100%子会社であるエフ・イー・ヴイ・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田 区、代表取締役社長:齋藤 岳史、以下 FEV ジャパン)と、日本国内におけるエンジニアリングサービス事業での 包括的協働パートナーシップに関する検討開始の覚書を締結いたしました。2023 年度上半期を目途にパート ナーシップに関する詳細の合意締結に至るべく両者間での協議をすすめています。
1.背景
現在、自動車産業は 100 年に一度の大変革時代に入っており、ハードウェア中心のモノづくりから、ソフトウェア中心へとシフトするなか、SDV(Software-Defined Vehicle※1)と言う概念が定着しつつあります。
SCSK はモビリティサービスを拡充しており、その環境変化に対応すべく、QINeS-ES(車両開発向け自動車エンジニアリングサービス)を展開しています。人にやさしい、安心安全な車をつくること、カーボンニュートラルの時代に地球にやさしい環境対応の車をつくること、この二つの大きな軸への対応力強化の為、パワートレイン電動化領域、E/E アーキテクチャー、AD/ADAS(自動運転/先進運転支援システム)、コネクテッド・モビリティ、インフォテーメント領域で実績があるFEV社の日本法人 FEV ジャパンとの協業検討を開始しました。
※1:自動車がソフトウェア中心の電子機器へと変化しつつある中で、主にソフトウェアによって機能が実現された自動車
2.協業のメリット
FEV 社は、インテリジェント・モビリティソリューション開発の為の世界トップレベルの国際的な独立系エンジニア リングサービスプロバイダーとして、世界の主要自動車メーカーに優れたソフトウェアとエンジニアリングサービ スを提供しています。
FEV社のソフトウェアは、高機能で一般的な性能評価を実行するだけでなく、ユーザモデルを取り込んだ試験環 境の構築により、自動車関連製品のモデルベース開発を加速し、業務の効率化と更なる期間短縮が図れます。 FEV は、自動車とクラウドネイティブ開発の統合に関連する SDV アーキテクチャに対応する継続的な自社開発 のクロスファンクショナルアプリケーションなど、自動車分野における複数のプロジェクトで培ったエンジニアリン グ経験を活かして貢献しています。
SCSK は日本国内にて、OEM/サプライヤとの車載システム開発において 40 年以上の経験と実績を有し、モ ビリティ業界でのつながりを拡げています。 本パートナーシップを通じ、自動車業界のニーズ・シーズをとらえ、高度なシミュレーションによる開発期間の短 縮、車両レベルでの早期要件設定をサポートします。
これにより SCSK のお客様へ幅広いサービス・ソリューションの提供を行います。
FEV 社について
FEV は、世界有数のエンジニアリング・サービスプロバイダーであり、国際的に認められたイノベーションリー ダーとして、さまざまな分野や産業において、その技術的専門知識を通じて、すべての人のための持続可能性と より質の高い生活に貢献しています。
FEV は、世界 40 ヶ所以上の拠点に 7,200 人の優秀な従業員を擁し、今日のニーズだけでなく、将来のニーズ にも対応できるソリューションを開発しています。最終的に FEV は、持続可能なモビリティ、エネルギー、そして すべてを駆動するソフトウェアに基づいた、より良い、よりクリーンな未来へと、世界が進化するためのイノベー ションを推進しています。https://www.fev.com/
SCSKのモビリティサービス事業について
SCSK は、モビリティ関連のシステム開発において 40 年以上の経験と実績があります。ソフトウェアが進化を けん引する新しい概念のクルマ、SDV 時代の到来に伴い、現在、3 つのモビリティ事業領域に注力しています。
- ソフトウェア Tier1：超上流エンジニアリングサービスの提供およびソフトウェア製品の販売
- フトウェア開発支援：複雑な顧客要求に対応する高度エンジニアリングサービスおよび 先進機能領域への開発支援
- モビリティサービサー：ヒト、モノの移動とビジネスイベントを仮想空間でつなげる 新しいモビリティトランスフォーメーションサービスの提供
SCSKモビリティサービス「QINeS」が提供する製品およびサービス
SCSKは、モビリティサービスとして、ソフトウェアTier1およびモビリティサービサー領域のサービス提供を強 化しています。